仮想通貨投資

仮想通貨は賛成派?反対派?儲かると聞いて投資したらダメ!

仮想通貨投資をはじめようか迷っている方の中には、仮想通貨とはどういうものかよくわからなくて不安という方もいるはずだ。仮想通貨に興味があっても、基礎知識がないと一歩を踏み出せないし、そんな状態で踏み出すべきでもない(笑)。

仮想通貨とはどういうものなのかを知っていると仮想通貨投資との付き合い方もわかる。ここでは仮想通貨についての基礎知識を紹介するよ。

仮想通貨とは?

そもそも仮想通貨って何なのでしょうか?仮想通貨とは、その名の通り一般的な通貨と違って目に見える形では存在しない「仮想」の「通貨」なんだ(笑)。つまり、紙幣やコインのように実物としては存在しない。

ではどこにあるのかというと、電子データとしてネット上の複数コンピュータに存在している。複数のコンピュータでデータを記録・共有・相互監視したり、不正防止のために暗号技術を使うことで、データを改ざんできない仕組みになっているんだ。

実物が存在しないデータだけの通貨と聞くと、不安になる方もいるけど、仮想通貨は以下に紹介する様々な技術によって不正を行うことができないデータとなっているんだ。実際に、仮想通貨の代表であるビットコインは誕生してから現在まで不正な取引が一度も行われていない。

ビットコインの概要としては以下の動画がわかりやすい(23分7秒)。

改ざんできない「ブロックチェーン技術」

ブロックチェーン技術は仮想通貨の根幹を支える技術。分散台帳管理技術とも言われている。ブロックチェーンはデータをチェーンでつないで共有することによって、データ管理者を分散する技術なんだ

たとえば、銀行は中央サーバーが全ての取引記録を管理しているので、侵入されてしまうと取り返しがつかないことになる。しかし、ブロックチェーンは不特定多数のデータ管理者が存在するため、一つのデータがハッカーに攻撃されても他のデータは正しい取引記録になっているので、改ざんができない仕組みなのです。

唯一、改ざんする方法として51%のデータを同時に攻撃して改ざんする方法がある(51%攻撃)。しかし、超高性能コンピュータをものすごい数で動かして同時に攻撃しなければならないため、億単位の資金をかけても難しいと言われている。

つまり、ブロックチェーン技術は改ざんが不可能であり、そこが最も大きな特徴である。そして、ブロックチェーンを改ざん不可能にしている仕組みがマイニングだ。

マイニングという仕組み

ブロックチェーンではデータを分散して管理しているが、では新しい取引データはどのように記録されているのでしょうか?ブロックチェーンでは新しい取引を認めて、データベースに追加する作業のことをマイニングと呼び、マイニングを行う人をマイナーと呼ぶ。

マイナーはプルーフオブワーク(PoW)というシステムによって、取引を承認・記録するために膨大な計算処理をしている。その報酬として仮想通貨(ビットコイン)を得ているのだ。

この計算は早い者勝ちで、1番早く答えを出したマイナーがブロックチェーンに取引を記録して、その報酬としてビットコインを得ることができる。

仮想通貨は様々な種類のものがある

仮想通貨の代表はビットコインだけど、実は2000種類以上の仮想通貨が存在する。ビットコイン以外の仮想通貨はアルトコインと呼ばれており、それぞれ特徴や目指しているビジョンも異なる。

技術的にはビットコインよりもはるかに優れているアルトコインもあるけど、仮想通貨市場は黎明期であるため、仮想通貨市場の資金のほとんどはビットコインなんだ。

アルトコインはビットコインの価格に影響を受けやすく、より価格が乱高下するため、ハイリスクハイリターンの投資となる。技術的にはビットコインより優れたものも多いため、今から目ぼしい通貨に投資して長期保有しておくと、数年後にすごく値上がりしている可能性もあるんだ。逆に全く価値がなくなっている可能性もあるし、ここは仮想通貨投資の醍醐味だ()。

代表的なアルトコインにはイーサリアム、ライトコイン、XRP、DASH、モネロ、ネムなどがある。それぞれの通貨にはビジョンがあり、ビジョンに共感した通貨を応援しても良いし、今後の値上がりが最も期待できそうな通貨に投資しても良い。

そこはあなたの投資理念次第だ。

ではなぜ仮想通貨には価格がつくのだろうか?それは仮想通貨を欲しい人がいて、取引できる場所があるからだ。

仮想通貨は取引所で価格が決まる

仮想通貨取引所には仮想通貨の売買をしたいユーザーが集まり、価格を決めて取引を行う。誰もが欲しがる人気の通貨は価格が高くなるし、誰も欲しくない通貨は人気が落ちて売買ができなくなるものもある

つまり、その通貨のプロジェクトの進行状況やファンディメンタルも含めて価格は決まる。

そして、仮想通貨の売買をするには取引所への口座開設が必要になる。取引所には様々な特徴があるけど、代表的な取引所を3つほど開設しておけば、ほとんどの取引はできる。

仮想通貨は価格の乱高下が激しい

仮想通貨は他の投資商品に比べ価格変動が大きい。つまり、大きな利益を得る可能性がある反面、一気に資金を失うリスクもある。仮想通貨市場自体がまだまだ株式市場と比べて小規模なため、価格の変動が激しいのだ。

また、仮想通貨関連の法律自体もまだ整備されていない。仮想通貨に関するインサイダー情報や政府の規制など法律自体が未整備なため、価格が安定しないのだ。

市場が熟してくると値動きも安定していくが、大きく儲けたいという方はなるべく早いうちに投資した方が良い。

もちろんまだまだ仮想通貨市場は不安という方は、投資すべきではない。不安を抱えたまま投資すると、値動きを気にして精神を消耗してしまうからね(笑)。

仮想通貨詐欺のリスクに注意

仮想通貨はまだまだ投資家を守るための法律が整備されていない。仮想通貨投資の人気が高まるにつれて、仮想通貨詐欺も横行しているのだ。特に2017年はアルトコインの高騰により、資金を集めるために全く不可能なビジョンや計画性のない通貨の発行が目立った

「絶対に値上がりする」や「最低保証価格がある」など怪しい情報には十分に注意しよう。また、仮想通貨市場では株式市場で禁止されているインサイダー取引が普通にある。価格を吊り上げるためのポジショントークも万歳であるため、どの情報が正しくて、どの情報が誤りなのかを判断することはとても重要なんだ。

私個人の意見としては、正確で正しい情報を個人投資家が入手するのは限界があると感じている。朝から晩まで情報収集するために生きているわけではないので(笑)、私は基本的には応援したいビジョンを持っている通貨に投資したら長期保有。

短期トレードに関しては情報収集をしっかりと行った上で、画面に貼り付けばそれなりの利益を上げることができるが、リスクの高さと精神の消耗はかなりのものだよ(笑)。

どのようなスタンスを取るにせよ、仮想通貨市場には詐欺もあることを頭に入れて慎重に行ってほしい。

仮想通貨投資の税金を考える

仮想通貨投資にも所得税が発生する。20万円を超える利益を出せば申告が必要になるため、詳しくは税理士などに相談する必要がある。

そして、この計算はめちゃくちゃ面倒くさい。私は2017年の申告の際にはデータをまとめるのに3日間もかかった。それに懲りて、もう2018年からは長期ホールドだ(笑)。

仮想通貨は賛否両論

仮想通貨への投資は賛否両論なんだ。インターネットやスマーフォンの黎明期、新しい技術には賛否両論起こったように、仮想通貨についても意見は分かれている。

賛成派と反対派の意見をまとめるとこんな感じだ。

仮想通貨賛成派

『仮想通貨革命』という本を執筆されている経済学者の野口悠紀雄さん。

ビットコインは通貨史上の大きな革命であるばかりでなく、まったく新しい形の社会を形成する可能性を示しており、ビットコインはその始まりにすぎない。Googleが出資を行い各国の銀行が実証実験に参加しているリップルとビットコインの仕組みを貨幣以外の対象に拡張しようとする試みのイーサリアムは大きな可能性を秘める。

出典:仮想通貨革命

廣末紀之氏(ビットバンク 代表取締役CEO)

現在の仮想通貨市場全体の時価総額は10兆円程度で、うち代表的なビットコインは5兆円程度です。これはみずほフィナンシャルグループの時価総額と同程度の規模です。仮想通貨は「お金のインターネット」だと話しましたが、もしインターネットに価値をつけたとすれば5兆円ですむことはないでしょう。新しい技術は、とかく誤解されます。インターネットも登場した当初は「オタク」とか「キモイ」と言われ敬遠されていました。仮想通貨に関してもさまざまな声が聞こえてきますが、要するに情報の非対称性が存在しているということです。これは、投資家目線で言えば、すごいチャンスだと思います。

出典:Kabutan

株式会社ビットポイントジャパン代表取締役社長小田玄紀さん

現状では仮想通貨が投資・投機対象としてのみ注目を浴びていますが、これは正しい状態ではありません。決済や送金のように、“仮想通貨を活用することで日常生活がお得になる”ことが重要です。そうした意味では将来は明るいです。

出典:excite.ニュース

仮想通貨否定派

世界銀行総裁Jim Yong Kim氏

ブロックチェーン技術は皆が期待を寄せる技術ですが、ビットコインがブロックチェーンを通貨へと応用した数少ない例の一つであることを覚えておく必要があります。他の例は基本的にネズミ講でしかないため、もしブロックチェーンを利用するのであれば搾取に使われないよう気をつけなければなりません。

出典:THE COINTELEGRAPH

ロシアのプーチン大統領

バーチャルな通貨や暗号通貨は普及してきており、すでに一部の国では本格的な決済手段、投資資産になっていると同時に深刻なリスクがある。ビットコインは、脱税やテロの資金調達、犯罪行為によって獲得した資金の洗浄のチャンスを与えている。

 

米銀JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)

ビットコインは良い終わり方はしないだろう。これは詐欺であり、最古のバブルと言われる17世紀オランダのチューリップバブルより悪い。

出典:Bloomberg

ちなみに、この発言のあとJPモルガンがビットコインを大量に購入していることが発覚している。株の世界でも儲けるために仕手発言はあるけど、このような露骨なポジショントークは普通に行われている(笑)。

しかも、ビットコインについて批判しているJPモルガンのダイモン最高経営責任者は、2017年5月にZcashという仮想通貨との技術提携を発表している。さまざまな発言を見てもブロックチェーン技術には関心を持っているようだが、一貫してポジショントークを崩していない(笑)。

仮想通貨については賛否両論あるが、現在のところ価格上昇が続いており、賛成派の勢いが強い。反対派の中にもビットコインには否定的だけど、ブロックチェーン技術は素晴らしいと発言している人もいる。

私自身はビットコインの価格の不自然な乱高下には不信感がある。あきらかにビットコイン大量保有者による価格操作が行われているからだ。いつかはより優れたアルトコインによってビットコインの価格が下落するのではないかと考えている。

仮想通貨の正しい知識を身につけて取引を

仮想通貨投資をするにあたって基礎的な知識を紹介した。仮想通貨市場はまだまだ黎明期で不安に思って参入されない方が多くいる。投資は先行者が優位となるので、参入するなら早い方が良いけど、今後どうなるかはだれにもわからないから自分で決めるしかない

私は通貨のビジョンに共感できるもののみに投資しているけど、投資の基準は人それぞれで良いと思っている。

ただし、他の人がすすめているという理由で投資するのだけはおすすめできない。何か後ろ盾がほしいという気持ちはわかるが、そのような投資はほぼ損失を出す。

仮想通貨投資に興味がある方は、以下の記事も参考にしてみてほしい。

https://sora-web.net/2017/06/25/post-33/